先週は米中閣僚通商協議の進展への期待とともに米政府機関閉鎖回避もあり株式市場は安定した動きが続いた。一方で、米製造業、住宅関連、景気指標などが軒並み予想を下回る結果となったことで市場には一時不安が広がる場面も見られた。しかし、週を通してみるとNY株式市場は堅調な地合いで推移するなど市場の楽観的なセンチメントは維持された。
今週は米中通商協議合意や重要な米経済指標、そしてFRB幹部の発言などの動向を観ながらドル円は上値を試す展開を予想する。
先週末のNY株式市場は米中通商協議が合意に至るとの期待感もあり三指数ともに大幅上昇。リスクオンの円安が進む一方、米長期金利は調整の買い戻しが入り低下したことでドル全般に売りが強まりドル円は小幅な動きに終始。結局一週間を通してドル円は50銭という非常に狭いレンジでの動きとなった。
米中通商閣僚協議で中国は今後の市場の注目は米経済指標に集まるとみている。
今週は米国10-12月期GDPや12月PCEデフレーター、2月ISM製造業景況指数といった重要指標の発表を控える。先週発表された経済指標が軒並み予想を下回るなど景気への懸念が広がった。しかし、株式市場は堅調な地合いを崩さなかった。
これらの指標は昨年末の米国政府機関の閉鎖や株価の下落、そして米利上げなどの要因も重なり単月での判断は難しいとの見方が多く聞かれた。結果、今週も一時的な下振れ懸念はあるものの方向性を見極めるには時間が必要であり下値は限定的とみる。
今週はパウエルFRB議長やその他FRBメンバーの発言にも注目が集まる。
先週公開されたFOMC議事要旨では年内のバランスシート縮小停止を望んでいることが明らかとなった。一先ず緩和への期待を市場は織り込んでいることから、寧ろその反発に繋がる発言には注意したい。
全般にドルと円の綱引き状態からドル円は大きな動きは期待できず、今週もクロス円取引が面白い。
主要なクロス円はダブルトップを付けた後に売りが散見されている。
ただ、米中協議の進展や政府機関閉鎖の回避、そしてFRBの緩和期待などにより世界の株式市場は安定から上昇に向かっておりリスクオンの円安の流れがみられる。
調整的な売りが一巡したところでクロス円は再度上値を試す展開が予想される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

スポンサーリンク
おすすめの記事