先週は米中貿易協議の進展期待や米政府機関再閉鎖の回避などからリスクオンの動きが高まった。一方、小売売上などの悪化もあったが全般に経済の強さが示されたことでNY株式市場は大きく上昇。ドル円も一時111円台に乗せてきた。トランプ大統領の非常事態宣言やブレグジットを巡る混迷など不安材料は残るものの今週もリスクオンの動きは継続するとみる。
先週末に米中閣僚級貿易協議が終了。具体的なものは示されなかったものの米中首脳や取り巻きが「新たな進展があった」との見解が示された。また、来週もワシントンで協議が継続されるとの報道や、トランプ大統領の署名で米国政府機関の閉鎖が回避され市場には安心感が広がった。一方、メキシコ国境の壁建設のためにトランプ大統領が非常事態を宣言するなど政治的な混乱への不安は残る。また、12月米小売売上が9年3か月ぶりの大幅減少となったことでドルが全面安となった。しかし、その後発表された製造業景気指数や消費者態度指数などが予想を上回った事で好調な米経済への期待が高まった。
結局一週間を通してみるとNY株式市場は大きく上昇。リスクオンの円安の動きが強まりドル円は一時昨年末以来の111円台を回復した。
不安材料は残るものの、今週も米中貿易協議に対する期待などから世界的な株高を背景にリスクオンの円安が進みやすい地合いが継続するとみる。
今週は特に目立ったイベントはないものの、FOMC議事要旨の公開や米重要経済指標の発表を控える。
先週の動きを見ると株価が落ち着きを取り戻したことから各国経済指標に反応しやすくなっている。
好調な米経済の結果が改めて確認されるようならリスクオンの動きが一段と強まるとみる。
一方、FRBの利上げ打ち止め期待が後退するとの思惑が高まるリスクはあるが、市場の楽観的なセンチメントに変化を及ぼすものではない。
また、今週はオセアニアやカナダドルといった資源国通貨にも注目したい。
対ドル対円での上昇が継続する可能性が高いものの、一時的な反落には注意しておきたい。

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Source: かざみどり

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