好調なNY株式市場を背景にリスクオンの円安とドル高が進むなかでこの日発表された米経済指標の予想以上の悪化を受けドルが下落。NY株価は下落に転じたものの経済悪化はFRBの緩和を促すものとの期待から株価も反転。米予算案の行方をにらみつつ調整の動きが続く。
前日のNY株価の上昇を受け東京市場でドル円は昨年末以来の高値111円13銭まで上昇。米中貿易協議への期待の高まりが背景にあった。
欧州市場ではドイツのGDP速報値が発表され一部誤差配信から乱高下する場面も見られたが、予想を下回る結果となりユーロは下落。
ポンドもこの日英国議会で離脱修正案の採決を控え下落するなど対ドルだけではなく対円でも下落したことからドル円の上値は抑えられた。
NY時間には政府閉鎖で遅延していた米12月小売売上高が-1.2%と予想の+0.1%を下回った。9年3か月ぶりの大幅減少となったことを受けドルが全面安。ドル円も110円ミドル付近まで押し戻された。
この結果を受けNY株式市場は軟調な地合いで始まったものの、その後ブレイナードFRB理事が「バランスシート縮小を今年後半に終了することを支持する」と発言。経済指標の悪化は緩和期待を高めるものとなり株価も反発に転じた。
一方、米中貿易協議では「改革の要求を巡り依然として隔たりがある」との一部報道が株価の重石となった。ただ、トランプ大統領が3月1日の関税期限を60日間延長することを検討しているとの報道もあり下げも限定的となった。
今日は米つなぎ予算の期限となるなかで早朝にトランプ大統領が閉鎖回避のための予算案に署名。上院で可決し下院に送付された。一方、トランプ大統領は非常事態宣言を発動するとの報道もあり不透明感から円買いの動きが強まる可能性が高い。
ただ、これらも大分織り込み始めておりドル安円安からドル高円高の綱引き状態が継続。ドル円の動きは限定的となる中で調整的なクロス円の下落には注意したい。

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Source: かざみどり

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