注目のFOMCでは予想以上にハト派的な内容となったことでドルが全面安。株式市場は企業の好決算に加え利上げ打ち止めやバランスシート縮小停止期待などから大幅高となりドル円は109円を割り込んだ。
昨日の東京市場ではFOMC会合や米中貿易協議を控え慎重な動きが続いた。
注目のFOMC会合とパウエル議長の発言は予想をやや上回るハト派的な内容となりドル円は109円を割り込み108円81銭まで下落した。
主なFOMC声明の内容
「いくらかの更なる段階的な利上げ支持」「リスクは概ね均衡している」の文言を削除
「経済活動は堅調なペースで拡大」・・・「力強い」を「堅調」に変更
「インフレ圧力の低下を考慮すると委員会は適切な政策金利を決定するにあたり辛抱強くなれる」「保有資産の規模や構成の見直しを含むあらゆる手段を講じる用意がある」とした文言を追加した。

パウエルFRB議長の主な発言
「直近数カ月の経済環境からすれば政策調整は様子見が必要」「利上げする理由はやや弱まっている」「英国のEU離脱問題、貿易摩擦、政府機関の一部閉鎖などで世界経済の減速がみられる」
これらからみられるように、経済判断がこれまでよりも弱めに傾き、利上げ継続方針を撤回。何か起きればバランスシート政策を変更するとした。
予想以上にハト派的な内容となりドルは全面安。ドル円は109円60銭から108円81銭に下落。一方、株式市場はダウが昨年12月初旬に付けた2万5千ドル台を回復。ボーイングやアップルの好調な決算で上昇していた株式市場はFOMCで更に上昇幅を拡大したことで円も全面安となった。
今回のFOMCは昨年末にかけて大きく乱高下した株式市場を意識したものとみてよいだろう。しかし、既に株式市場は落ち着きを取り戻しておりややタイミングを逸した観もある。
寧ろ、今後株価が上昇を続けるようなら再び利上げやバランスシート縮小といった政策に戻す可能性もある。
市場の楽観的なセンチメントの中で米中貿易協議で進展がみられるようならドル買い戻しの動きが強まるとみている。

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Source: かざみどり

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