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昨年後半から続いた株価乱高下の要因である米中貿易協議に進展が見られたことで株価は上昇。また、ブレグジット問題を巡る最悪な状況が回避されたことで市場には一先ず安心感が広がった。世界的な景気減速への懸念が後退しリスクオンの円安が進むと同時にドル高の動きも強まりドル円は110円付近まで上昇して引けてきた。今週もこの楽観的なセンチメントが継続するとみており一段のドル円上昇が見込めそうだ。
先週末のNY市場でドル円は109円89銭まで上昇。1月3日早朝の急落前の高値レベルまで回復したことになる。
「今月上旬に行われた米中通商協議で中国は米国からの輸入を拡大する6か年計画を提示し、米国からのモノの輸入を1兆ドル超引き上げ、対中貿易黒字の縮小を図る計画を示した」との一部報道を受けNY株式市場は大幅上昇。これまで株価の押し下げ要因となっていただけに市場に安心感が広がった。また、EUからの離脱を巡り最悪な状況が回避されるとの見方が広がったこともリスク回避の動きを後退。
株高、原油高、そして米国債が売られ長期金利が上昇するなどドル高と同時に円安の動きが重なったことでドル円が上昇。
1月3日にドル円クロス円が急落したことでそれまでの市場の流れを変えたと考えられる。
ただ、米中貿易協議においては長期化すると予想されることから再び摩擦が激化する可能性はある。
しかし、貿易摩擦はNY株価下落を引き起こす要因でありトランプ大統領も次期選挙を控え歩み寄り姿勢を示さざるを得ない。
ブレグジット問題も同様だ。今後どのような展開を示すか不透明なだけに、再び混乱を招きかねない。
FRBの利上げ打ち止めに関しても株価の上昇が今後も継続するようなら再び利上げに前向きな姿勢に転換する可能性が高い。
中長期でみると依然としてマーケットリスクは燻るものの、目先では市場は悲観から楽観へのセンチメントに変わり始めている。
急落した株や原油、そして米金利の反動の動きは継続すると同時にドル円も上値を試す展開が予想される。

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Source: かざみどり

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