米中貿易協議が順調な結果を示したことでNY株式市場が5日続騰となるなど市場には安心感が広がっている。ボラティリティーは20を下回るなど昨年10月から続いた乱高下も収まりつつあるように見える。ただ、一旦傷ついた市場が回復するには時間がかかりそうだ。
昨日の東京市場はNY株価上昇にもかかわらず軟調な地合いでスタート。ドル安は108円を割り込み107円77銭まで下落した。
しかし、欧州市場では米中貿易摩擦への懸念が後退したことで各国株価は堅調な地合いで推移。また、米長期金利の上昇に合わせる格好でドルが上昇するとドル円も108円台を回復。
NY市場ではNY株式市場が軟調にスタートしたことでドル円も108円を割り込む場面も見られた。
しかし、その後トランプ大統領が「中国との通商協議で大きく成功」との発言などから株価が上昇に転じるとドル円も再び108円台に乗せてきた。
注目のパウエルFRB議長の講演では「バランスシートの規模が今よりもかなり小さくなる」などと発言したことで株価が下落。しかし、改めて利上げに慎重な姿勢も示されたことで株価は反発。結局終値ベースで三指数ともに5日続騰で引けるなど株価の力強さが示された格好だ。
原油価格も上昇するなどリスクオンの動きが強まるとドル円は108円ミドル付近まで上昇して引けている。
これらにより市場のボラティリティーは20を下回るなど安心感が広がり始めておりリスクオンの動きが強まっている。
ただ、政府機関の一部閉鎖が長期化していることやブレグジットに対する懸念が高まり始めるなど不安材料は残る。
10月から始まった株価の乱高下により傷ついた市場のセンチメントが回復するにはもう少し時間が必要だ。
連休前の週末ということもありポジション調整の動きが強まる可能性が高く注意したい。

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Source: かざみどり

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