私は過去の記事でモバイル決済は徐々に広がってくる可能性について言及しましたが、最近のPaypayの100億円あげちゃうキャンペーンがわずか10日で終了した事も記憶に新しいですね。

LINEが国内で普及する前の状況とダブって見えるのは私だけでしょうか。

過去何度も書きましたが、個人的にはとても嬉しいです。
が、果たしてこれは今後の国民のためになるのでしょうか。
今回はこの件について考えます。

キャッシュレス決済手段

簡単に大枠を書くとこんな感じになります。
  • クレジットカード決済
  • 電子マネー決済
  • モバイル決済
  • 小切手
詳しくはこちらにまとめています。
クレジットカードやデビットカードの類は、その使用頻度はともかくとして国民には広く認知されるようになったと思われます。
電子マネーもSuicaやPASMOがあるので自然と皆さん使っている事でしょう。
逆に小切手なんかは個人レベルで使用する方はほぼいないのではないでしょうか。
となると、各社力を入れるのは3つ目のモバイル決済、という事になります。

各社の概要・キャンペーンなど

もう終わったものもありますが、有名どころのキャンペーンを以下まとめてみます。
共通して言えるのは、各社相当お金をかけているという事でしょうか。

Paypay

つい先日まで、100億円あげちゃうキャンペーンと銘打って宣伝してました。
これで払えば20%還元されるというのだから、営業利益をほぼ全て吐き出すようなイメージでしょうか。
こちらのページによると、Paypayはヤフーとソフトバンクがインドの Paytmと連携する事で実現しているサービスです。
そして、 Paytmには間接的に中国アリババの資本が入っているそうです。
ソフトバンクの孫さんがアリババに過去投資を行った事は結構有名な話で、それがここにも繋がったのかと思う次第です。

楽天ペイ

名前の通り、楽天が運営するキャッシュレス決済手段です。最近までコンビニではローソンのみ使えましたが、12月にファミマでも使えるようになったので、単純計算でコンビニの2件に1件はこれが使える計算になります。
キャンペーンも毎月のごとく行っており、若干マイナーなお店が多めなのは気になりますが、生活圏が被る方はラッキー、くらいに思っておけばいいのではないでしょうか。
最近でこそメジャーどころにも広がってきた感はありますが、マイナーなお店にも積極的に展開して、取り敢えずのシェアを積み増ししようとしている事、そして楽天エコシステムが既にあるので、そこまで積極的にCMなどは打たない、という事でしょうか。

LINE Pay

言わずと知れたLINEのキャッシュレス決済システムです。
消費者側はLINEの機能の一部としてこれを使えます。
最近送付されてきたキャンペーンは明らかにPaypayを意識しています。
また、最近は割り勘キャンペーンなるものも出ており、何とかユーザー獲得をしようと躍起なのも伝わってきます。

Origami Pay

最近は水原希子さん出演のCMをよく見るようになりました。
サービス開始当初からそうですが、この決済手段を使うと、直接的な値引きがあったりと、ユーザー側にはわかりやすいメリットがあります。
ただ、まだまだ対応店舗は少ないかな、という印象です。
吉野家と組んだキャンペーンはもう終了してますが、こういうのは対象企業やサービスのファンにとっては地味に嬉しいですね。

留意点

では手放しに喜んでいいのか?というのは見ておく必要はあります。
以下私が思うことを書いて行きます。

国民のためになるか?

この国は治安も諸外国に比べると良く、通貨もドルほどでは無いですが強いため、現金決済比率が高いという側面があります。
また、こちらでも書きましたが、今後増えてくるであろうフリーランスや定年退職者はこのままでは間違いなく置いてけぼりをくらいます。

ポイント還元?

過去記事でも少し触れましたが、これを喜ぶ人が果たしているのでしょうか。

こちらの記事によると、予算は2800億円くらいと決まったみたいですが、逆にこんな額だと一瞬で還元が終わってしまう事を懸念します。
Paypayの100億円あげちゃうキャンペーンと同様の盛り上がりを見せたと仮定すると、10日×28でおおよそ9ヶ月分と試算はでますが、今回のものは対象手段はPaypayだけではないので、もっと早く吹っ飛ぶと思っておいた方がいいでしょう。
対応する中小の店側の負担も無視できないレベルでしょうし、政府主導のポイント還元で幸せになれる人は少なそうです。
実際の負担云々もそうですが、これによってキャッシュレス決済のイメージ悪化も心配になります。

まとめ

個人的にキャッシュレス決済は便利かつ自身の投資リターンにも確実に効いているので、自分ごとだけであれば、この流れはありがたいです。
ただ、国が主導して何やら下手な介入をしようとする事が、現場のオペレーション悪化や、いわゆるサラリーマン以外の人が恩恵から取りこぼされる事については、きちんとした説明が必要と考えます。
目先の大イベントのために普及を急ぎ、対応をマズった時のキャッシュレス決済へのイメージ悪化が最終的に国益に反する可能性についても危惧する次第です。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。

Source: 積立投資健忘録

スポンサーリンク
おすすめの記事