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土木管理総合試験所という、土木建築に必要な試験総合サービスと地盤補強を行っている会社があります。

今回そこの株を買い付けましたので、最近発表された決算短信と共に紹介しようと思います。
以後の数字は基本的に最新の決算短信から取っています。

土木管理総合試験所の概要

詳しくはこちらのページから見れますが、何分この会社はHPを作るのが苦手なのでしょう、リンク先だけではあまり伝わらないのがたまにキズです。
ページ右上のMENU→事業案内とタップすると、土木関係の試験項目が大量に出てくるのがわかります。
少なくとも、土木工事がこの日本に存在する限り、この手の試験が無くなることはありません。
国のレギュレーション変更には気をつける必要がありますが、少なくとも現時点でネガティブな要素はありません。

土木管理総合試験所の財務

損益計算書

30年12月期
29年12月期
売上高
(百万円)
4,037
3,418
営業利益
(百万円)
296
139
営業利益率(%)
7.3
4.1
経常利益
(百万円)
298
147
当期純利益
(百万円)
187
77
四半期利益率(%)
4.6
2.3
まだまだ水準としては低いですが、1年間で確実に利益を生み出せる体質への転換が進んでいます。
ほぼ利益は倍加しており、その割に株価が上がっていない事に投資妙味を感じました。

バランスシート

30年12月期
流動資産(百万円)
2,559
固定資産(百万円)
2,561
資産合計(百万円)
5,120
流動負債(百万円)
897
固定負債(百万円)
333
負債合計(百万円)
1,230
資本合計(百万円)
3,890
自己資本比率(%)
76
驚異的な自己資本比率ですね。
歴史は昭和60年創業と古いですが、規模を考えるとまだまだこれからの会社だと思うので、このまま無リスク経営、では将来の株主の配当にも影響するので困ります。

図にして見てみると、凄まじく高い自己資本比率がよくわかります。

こうなると、流石にもう少しリスクを取って成長のタネを撒けるのでは、という想いも出てきます。
この会社の場合、販路拡大、または決算短信にもあったM&Aみたいな、企業価値を高められる技術を持った会社の買収などが、手としてはありそうです。

キャッシュフロー計算書

短信では公開されていなかったので、これだけ最新の有価証券報告書から取りました。
29年12月期
営業CF
(百万円)
293
投資CF
(百万円)
-699
財務CF
(百万円)
232
フリーCF
(百万円)
-406
これだけだと何が何だかよくわからないですね。
営業CFに対しとんでもない量の投資を行ってますが、有価証券報告書によると、建物をはじめとした固定資産の取得や、株の購入などが要因みたいです。
今後の方向性は見定めて行きたいですね。

その他指標

配当性向:41%
配当利回り:約1.3%
よく言えば平均的な、悪く言えばパッとしない水準ですが、言い換えれば、可もなく不可もなしとなります。配当性向も判を押したように30%でない事は地味に評価できると考えています。

留意点

オリンピック特需

東京オリンピックが終わった後も、継続して案件が続くのかどうかが1つ目のポイントになります。
もちろん、公共事業の受注がいきなりゼロになる事もないでしょうし、突然皆が穴蔵生活を始めるわけでもないですが、継続的に利益は出るのか?という目線で見ていく必要があります。

オリンピックのその先

似たようなトピックで恐縮ですが、オリンピックも万博も終われば、当面は大型案件は望めないでしょう。
生産緑地問題も囁かれているので、それはその時にならないと何とも言えないですね。
それでも、上でも書きましたが、私はこの国から土木関係の仕事が消える事は無いので、細々とでも継続的に生き残るかな、とは思います。

まとめ

こういう一見すると地味な会社は、中々注目もされませんが、見方を変えれば、その業界がある限り常に存在し続ける会社であるとも言えます。
私個人はこの手の会社は地味に好きなので、今回成長性も含め投資判断を下しました。
皆さまが投資判断をする時は、リスク許容度の範囲内で、無理のない判断をしていただければと思います。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。

Source: 積立投資健忘録

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