メイ首相が信任されたことやイタリア予算案も修正され、更に米中貿易摩擦激化への懸念も後退。NY株式市場はこれまでの激しい相場が徐々に落ち着き始めたことでリスク回避の動きが後退。円が全面安の展開となっている。
昨日の東京市場では米中貿易摩擦懸念の後退や欧州政治への不安が後退したことを背景に株価は上昇。ドル円クロス円ともに堅調な地合いでスタートした。ただ、ユーロやポンドも上昇したことでドル安がドル円の上値を抑える結果となった。
欧州市場では注目のECB理事会が開かれ予想通り政策金利は据え置かれ12月で量的緩和終了を確認。2019年夏までは金利変更しない予定で、利上げ後も再投資を継続するとの見方を示した。これらは市場では織り込み済みということもあり反応は限定的となった。
一方、ドラギ総裁記者会見では経済見通しを下方修正したほか、貿易摩擦や欧州政治リスクなどに懸念を示したことでユーロは下落に転じた。
NY市場ではNYダウが上昇して終わり、日中の値幅も270ドル程度に縮小するなど安心感が広がった。リスクオンの動きが更に増すなかでドル円はこの日の高値となる113円70銭を付けた。
クロス円も堅調な地合いが継続されるなど市場は楽観的なセンチメントに傾いている。
ただ、ブレグジット問題やフランス政治リスク、そして米中貿易摩擦も依然として燻る中で一方向の円安も考えにくい。
ただ、直近では原油価格や米長期金利の下げが一服。
今日発表の米11月PMI が予想通り前月から低下するようなら利上げ観測後退を株式市場は好感。
株価上昇による円安の動きが一段と強まりそうだが市場リスクは依然として燻るなど予断を許さない状況に変わりはない。

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Source: かざみどり

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