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不透明極まりない

12月6日に、ファーウェイのCFOがカナダで逮捕されたというニュースが駆け巡り、翌日の7日には朝のニュースを賑わす事態となりました。
罪状不明などという報道も、こんな情報も出てきている感じですが、果たしてこの一連の事態は何のためになされたのでしょうか。
今回はこの件について考えます。

ファーウェイはどんな会社?

会社の特徴など

ファーウェイは、正式には華為技術有限公司という中国の会社です。
最近はスマートフォンのP20Proが日本の大手キャリアから端末として発売されるなど、勢いのある印象があります。
プレスリリースによると売上は2017年度に10兆円と、数字が大きすぎてピンと来ない印象があります。
純利益が約8000億円なので、ざっくり計算して利益率は8%、特に資金繰りは火の車、というわけではなさそうです。
スマートフォンだけでなく、ポケットWifiやタブレット、PCからとラインナップも豊富なのですが、元々は携帯電話用の通信機器をキャリアに納めるのを生業としていた会社です。
研究開発に売上の1割前後を投入してみたりと、研究開発にも大変熱心な会社であり、私も結局買いませんでしたが、この会社の端末購入をかなり本気で考えていました。
コストパフォーマンスだけを考えると、iPhoneよりも上、というのが世間一般の認知ではないでしょうか。

業績以外でも有名

業績以外の所では、創業者である任正非氏が中国人民解放軍の出身であることから、事あるごとに、端末情報を中国に送信しているのでは、とか、最近では日本でも華為外しの方針が固まるなど、何かと話題を集める会社でもあります。

背景を整理する

元々を辿れば、将来的にIOT関連の技術には不可欠になるであろう、5G規格の覇権争いがあります。まだ出来ていないものについての話なので、先行者が規格設定の上では優位になれる事は容易に想像が付きます。
上でも書いた通り、ファーウェイは技術開発にとんでもない額のお金をつぎ込む会社で、当然この分野でも覇権を取りに来ています。
ただ、ファーウェイの背後にはあの中国がいます。民主主義ではない、我々が慣れ親しんできたものとは異質の物が、我々の通信を牛耳ろうとしている。
恐らく国際社会はそう考えているのでしょう。
こんな記事なんかも出てくる始末ですし、上では日本もファーウェイ端末を外す話が出てますが、

こちらでは英国の大手キャリアがファーウェイの5Gを外す決定をしています。

もう少し前にはオーストラリアもファーウェイの5G外しをしてますし、世界中からファーウェイの端末や通信装備が警戒されているのが伝わってきます。
世界シェア第2位(まあ、中国国内を外すとどうかは見てませんが)なんていう形で、一般的にはそれなりにありがたがられている印象も持ちますが、各国の政府や行政とエンドユーザー間の温度差を感じます。

何が起きた?

今書いた背景があった上で、米中の貿易摩擦が決定打になったと個人的には考えています。
イランへの制裁違反に対する元々の捜査の結果なのかもしれませんが、ファーウェイCFOはカナダで逮捕されてしまいました。
要するに、アメリカは、というかトランプ氏らは、ファーウェイCFOがどのような罪状を持つにしろ、とにかく口実が欲しかったのでしょうね。
元々の当局の捜査の結果の逮捕だと思うのですが、今後CFOに罪を問えるかどうかはわかりません。制裁への違反は果たして現地の刑法で裁けるものなのでしょうか。
ただ、大なり小なりファーウェイにとっては大きなイメージダウンになりそうですし、それが米国にとってはそのまま5Gの覇権争いに対して、ファーウェイ側に意地悪な布石を打つ事が出来ました。

今後どうなる?

アメリカから見れば、一時休戦した貿易摩擦に対し、格好の人質を取った形になりました。
中国は即時釈放を求めていますが、果たしてアメリカとして振り上げた拳を下す事が出来るのか、私は今までのトランプ氏の言動を見る限り微妙だと考えています。
結局、貿易摩擦の解消モードは完全に吹っ飛びましたし、長期金利の逆転という、中々なイベントもありました。
元々の数々の火種に、更に中国を代表する企業を人質に取られた形の中国も何らかの報復措置を用意するかもしれないですね。
もしこれでイランへの制裁違反で何らかの罪が確定しようがしまいが、アメリカからすれば他国に対しての無形の圧力を掛けられる事にもなります。
これらを踏まえる限り、少なくとも株式の相場が安定する要素は見当たりません。
完全なる予想ですが、2019年も2018年以上に投資環境は乱高下を味わう事になるのではないか、私はそう考えます。
つみたて投資を実践する積立投資家からすれば、これはかえってチャンスであるという事はこちらを始め過去に何度か書かせていただいた通りです。

まとめ

ファーウェイ幹部の逮捕は世界中に衝撃をもたらしましたし、今後の国際情勢、投資環境はますます見通せなくなる公算が大きいです。
積立投資を実践する方はこれをチャンスと捉え、淡々と定額・長期で投資をして行くことをお勧めします。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。
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Source: 積立投資健忘録

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