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先週はパウエルFRB議長のハト派的な発言で利上げ打ち止めが近いとの見方が広がるとドルは全面安。一方、NY株式市場は大幅上昇となったことから円安が進みドル円は底堅い動きが続いた。今週は米中首脳会談で一先ず追加課税が見送られ、イベントリスクを終えたことで米経済指標の結果次第で更なるリスクオンの動きが強まるとみる。

先週末のNY市場では米中首脳会談を直前に控え何らかの合意に達するとの期待感から株式市場は三指数ともに上昇。一週間を通してNYダウは1300ドル近い上昇幅となるなど、これまでの株価の下落懸念は払しょくされたとみてよいだろう。

1日に行われた米中首脳会談では来年1月からの追加関税が見送られるなど一先ず90日間の協議中は休戦ということで折り合った。
完全合意【終戦】に至るのは難しいと思われるが、一先ずビッグイベントが終了したことでリスク回避の動きは後退。
今週の市場の注目は米国経済指標や、その結果によるFRBの政策スタンスに注目が集まるとみる。
パウエルFRB議長の発言で利上げ株式市場が大きく反発したが、今後の物価動向やNY株式市場次第では再びタカ派に戻る可能性も残る。
今週は米ISM製造業景況指数、そして週末には雇用統計の賃金上昇の動きに注目が集まる。
これらの数字が今後の物価上昇を示すものとなれば今月19日に開かれるFOMC会合でのFRB政策スタンスに微妙に影響を与えかねない。
ただ、少なくともそれまではパウエルプット効果により米長期金利の上昇は抑えられるとみる。しかし、最近のドルと米長期金利の連動性が低下するなどドルの動向は見極めにくい。このような時はドル抜きのクロス円取引の方が読みやすい。

今週は豪州RBAやカナダBOCの政策金利発表も控え注目が集まる。
パウエル発言によりドルの上値が抑えられることから豪ドルやカナダドルが上昇が見込まれる。
リスクオンによる円安が進みやすい状況の中でクロス円の買いのチャンスを探りたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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