下落が続いたNY株式市場が上昇に転じたことでドル円も底堅さを取り戻した。一方、前日にEUからの離脱協定案で承認を取り付けたものの閣僚の相次ぐ辞任を巡り英国政治リスクの高まりでポンドは急落。ドル円の上値を抑えた。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の下落を受けドル円も軟調な地合いで推移。
ただ、上海株などは堅調な地合いとなったことからドル円の下げも限定的となった。
欧州市場が始まるといきなりポンドが急落。
ラーブ離脱担当相、マクベイ英雇用年金相、バラ北アイルランド閣外相、そしてブレイバーマン離脱担当閣外相などが辞任を表明。更に米首相の不信任決議を求める書簡を提出したことで英政治リスクの高まりからポンド売りが一気に強まった。
NY市場では株式市場が前日に引き続き大幅安で始まるとドル円は一時113円10銭まで下落。ロス商務長官が「米国は依然として来年の1月に対中関税を25%引き上げる」と発言。また、「G20では中国との通商問題において大きな進展は望めない」とする政府高官の話などから米中貿易摩擦への懸念が再燃。一方、米国が新たな対中関税の発動を保留するとの一部報道もあり株価は反転。これまでの株価の押し下げ要因となっていたアップルやゴールドマンサックスなどの株価が上昇に転じたこともあり株式市場は三指数ともに大きく上昇。ドル円やクロス円(ポンド円以外)も上昇して引けている。
NY株式市場の動きは依然として不安定なままで今日のNY市場で再び下落するリスクが燻る。続伸したとしても不安が残る状態ではリスクオンに反応するのも限定的。
ブレグジット問題や米中貿易交渉の行方次第では上にも下にも動く可能性がある。
余り一方向に偏らずに短期取引に徹したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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