米中貿易摩擦激化への過度な警戒感も徐々に織り込み始めている。また、トランプ大統領が自動車輸入に対する関税発動を延期する計画があるとの報道を市場は好感。下落が続いていたNY株式市場は続伸し円安の動きが強まった。
昨日の東京市場では前日のNY株式市場が三指数ともに上昇に転じたものの日経平均株価はマイナスでスタート。
また、この日発表された中国4月小売売上や鉱工業生産などの指標が予想を下回るなど貿易摩擦による影響が出始めていることが明らかとなった。しかし、上海総合指数は堅調な地合いで推移する中、日経平均株価もその後プラスに転じたことでドル円は落ち着いた動きが続いた。
欧州市場に入ると米長期金利が低下したことなどから長短金利差縮小によるドル円の売りが強まった。
NY時間に発表された米小売売上が-0.2%と予想の0.2%を下回った。また、4月鉱工業生産も-0.5%と予想の0.0%を下回ったことからドル円クロス円ともに下落。ドル円は一時109円16銭まで売り込まれた。
しかし、その後トランプ大統領が自動車輸入に対する関税発動を最長6か月延長する計画があるとの報道で一転。株式市場が前日に引き続き三指数ともに上昇するなどリスクオンの動きが強まりドル円は109円69銭まで上昇した。
米中貿易摩擦への懸念は燻るものの協議は継続されており市場は大分落ち着きを取り戻してきた。
ただ、中国だけではなく米国経済指標が予想を下回るなど貿易戦争の影響による不安感は燻る。
今日のNY時間に発表される米住宅関連や製造業景気指数などの発表も市場の注目度は低下しているだけに反応は限定的。
中国に対して一歩も引く気配のないトランプ大統領の姿勢は今後も続くと思われる。
それによる世界経済への不安感がいずれ高まり再びリスク回避の動きが強まる可能性もある。
しかし、目先は市場全体に落ち着きを取り戻しており下値も限定的とみる。

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Source: かざみどり

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