米中貿易摩擦激化による関税報復合戦もトランプ大統領の楽観的な発言で一先ず一服感が出始めている。
昨日の東京市場ではトランプ大統領が「中国との協議は成功すると思う。それは3-4週間後に分かる」と発言したことで合意への期待が高まりドル円は底堅い動きでスタート。しかし、日経平均株価や上海総合指数は前日のNY株価の大幅安の動向を受けてマイナスで引けた。
欧州市場ではユーロやドイツのZEWが予想を下回ったことからユーロ売りが先行。また、イタリアが雇用促進のため財政赤字の対GDP比3%越えを示唆。イタリア財政問題の懸念が改めて意識されたことでユーロは対ドル対円で売りが加速。ドル円も攣られて上値が抑えられた。
NY市場ではトランプ大統領が「しかるべき時が来たら中国と取引するだろう」「中国はおそらく金利を引き下げるだろう、FRBも同じようにすべきだ」などと発言。
米中貿易摩擦激化への過度な懸念が後退したことやFRBの利下げ期待もありNY株式市場は三指数ともに反発。
引け際にはムニューシン財務長官が近く訪中の可能性を示唆したことも市場に米中合意への期待感が広がり過度なリスクオフの動きが後退。ドル円は109円後半に上昇して引けている。
中国は関税引き上げを6月1日に実施することを決め、米国も第四弾の関税引き上げを6月末以降に実施すると予想される。その間にはG20サミットもあり何らかの歩み寄りへの期待が株価反発の背景にありそうだ。
合意に達するかは今の時点ではわからない。過度なリスクオフの動きは一旦収まったとしてもドル円やクロス円の上値は限られるとみる。

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Source: かざみどり

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