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先週はトランプ大統領の対中関税引き上げ発言で円全面安の展開で始まった。結果的に2000億ドルの関税を引き上げたことで材料出尽くし観から円売り戻しの動きが強まり終了。今週はこの動きが一巡した後のクロス円の動きに注目したい。
先週末の東京時間に米国は中国に対して2000億ドル相当の輸入品に対して25%の関税引き上げを実施。既にマーケットは織り込み済みということから円売りの動きが強まりドル円は反発。上海総合指数は3.1%上昇するなど噂で売って事実で買いの典型的な動きとなった。
NY時間にトランプ大統領は「残りの3250億ドル分にも25%追加関税を課す作業が始まった」と発言するなど中国をけん制する動きを止めない。中国も「必要な報復措置を取らざるを得ない」などと発言するなど米中貿易摩擦激化再燃への懸念が燻る。
一方、ムニューシン財務長官は「中国との交渉は建設的だ」「米中は北京で通商協議を継続することを合意」。劉副首相も「米国との交渉は非常に順調」など今後も協議が継続することで最終的な合意への期待も残る。
市場は第一幕終了という観もあり過度な警戒感が後退し欧州やNY株式市場も上昇して終了。円買いに傾き過ぎた反動からドル円クロス円の買い戻しが強まった。
これらのポジション調整の動きは今週も継続する可能性が高いとみている。
クロス円の動きに注目したい。
主なクロス円は強いサポートと思われていたレベルを下回ったが、このレベルが今度はレジスタンスになるか、或いは上抜けするのかに注目。上回るようならドル円の押し上げ要因となる。
ただ、トランプ大統領が中国への圧力を緩めることはなく、今後中国との交渉は激化することは必至。ただ、次の制裁が実施されるまでは買い戻しの動きが強まりそうだ。上値目途としてはゴールデンウィーク前のレベルが意識される。
今週は米国や欧州などの経済指標を見ながらクロス円中心の取引に注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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