先週は英国のEU離脱期限が6か月延長され、目先のハードブレグジットが一先ず回避されたことで目先のリスクが後退。また、週末に発表された中国貿易黒字額が予想を上回ったことでリスクオンの動きが高まり円は全面安。ドル円クロス円ともに上値を試す展開となった。今週も全般にこの流れを継いで円安が一段と進むとみる。
先週末に発表された中国3月貿易収支は326.4億ドルと予想の70.5億ドルを上回った。対米輸出もマイナス9%と減少したことで市場の景気減速懸念が後退。前日に発表された米3月PPIや新規失業保険申請件数が好調な結果を示したこともあり市場には安心感が広がり日経株価は上昇。ハードブレグジット懸念も後退したことなども重なりリスクオンの円安が進行。ドル円は111円後半まで上昇。中国経済の影響を大きく受ける豪ドルもこの日は上限を上抜け豪ドル円の買いがみられた。
欧州市場ではユーロ圏の鉱工業生産が予想を上回るとユーロ買いでスタート。ユーロに攣られてポンド買いが強まるとクロス円が全面高。
NY市場でも米輸入・輸出物価が予想を上回るとドルが上昇。また、この日は本格的な企業決算発表が始まる中でJPモルガンが好調な結果を示すとNY株式市場は3指数ともに上昇。
中国の好調な貿易指標や米中協議の進展、欧州でもECBによる緩和姿勢がドラギ総裁の発言で改めて示された。
米国でもまだら模様ではあるものの堅調な雇用状況やPPIなどをみても過度な景気減速懸念は後退し始めている。
市場は各国経済指標に注目集まる。
先週末の動きを見ると各国の経済指標に対して市場は素直に反応し始めている。
週初は日米通商協議TAGが2日間行われ、一時的にドル円の下振れリスクには警戒が必要だ。もし、下振れ幅が限定的となれば、底値の堅さを確認し円安が更に強まる可能性が高い。
週後半には米小売売上や製造業PMIなど重要な指標が発表され注目が集まる。
これまでの円高リスクへの警戒感が継続したことで円安の動きに出遅れ観もある。
FRBの利上げ停止でドルの上値は今後も抑えられることから結果的にクロス円の上昇が一段と強まるとみる。
ただ、週末はイースター休暇により世界の殆どの市場が休場となるため、その前にはポジション調整の動きが入る可能性が高いことから注意したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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