特に目立った材料のないなか欧米貿易摩擦激化への懸念やEU離脱を巡る不透明感から全体にリスク回避の動きが高まった。欧米株式市場の下落などからドル円クロス円ともに上値の重い展開となっている。
昨日の東京市場では前日に米長期金利が上昇したことでドル円は底堅い動きで始まったものの米中貿易協議や英国離脱問題への先行き不透明感などからリスク回避の円買いが強まった。また、イランやイスラエル問題など地政学的リスクの高まりも円買いを促した。
欧州時間にはトランプ大統領が「EUから輸入する110億ドルの製品に関税を導入する」との発言で欧州やNY株式市場において貿易摩擦激化への懸念から売りが先行。
NY株式市場は三指数ともに下落すると円買いが一層進みドル円は111円を割り込み110円98銭まで下落。
市場全体に漠然とした不安感が広がる中でドル円やクロス円などにポジション調整の動きが目立った。
EU臨時首脳会議での原案では英国のEU離脱時期延長が承認されたものの、議会選に参加しなければ6月1日に離脱しなければならないとの条件が付いている。
不安感が広がる中で本日のNY時間にはドラギECB総裁の記者会見、そして米国3月CPIの発表を控える。
未明にはFOMC議事要旨が公開されるなど、神経質な展開の中でリスク回避の円買いが強まる可能性も残る。
しかし、欧米貿易摩擦の規模は中国の2500億ドルと比較して小さく、ブレグジットに関しては最終的に合意無き離脱は回避されるとの見方が多い。
リスクの高まった後は必ずリスク回避後退による円安が進みやすくなるといった動きが繰り返されている。
不透明感が増す中でポジションはできるだけ軽くし、何かあればどちらにも動けるようにしておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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