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先週は米中貿易協議への進展や中国PMIが好調な結果を示したことで世界同時株高となるなど市場にリスクオンの動きが高まった。結果、ドル円やクロス円は小幅だが底堅い動きが続いた。今週もリスクオンの流れを継いでドル円は112円台を探る展開が予想される。
先週末に発表された米3月雇用統計は雇用者数が19.6万人と予想の18万人を上回り、2月分も小幅上方修正されたことでドルは上昇。一方、同時に発表された平均時給が0.1%と予想の0.3%を下回ったことからドルの上昇は限られた。ただ、賃金物価上昇が抑えられながら景気の底堅さが続くことで今後も株価押し上げ要因となる。
堅調な米国雇用市場の流れに変化はなく、株価は三指数ともに上昇するなど楽観的なムードは今後も継続。
トランプ大統領がFRBに対して「利下げすべき」「量的緩和にシフトすべき」と発言したもののドル売りには繋がらなかったのはそれだけ市場が安定しているということだろう。
米中通商協議でも習近平国家主席が「貿易協定の文章で大幅な進展」と発言するなど合意への期待が市場に安心感を与えた。
一方、ブレグジットを巡りポンドは弱含みで推移。
この日メイ首相はトゥスクEU大統領に離脱期限を再延期することを要請。しかし、EU側は英議会の離脱協定案の承認を条件としていることから延期が認められない可能性もある。
今週12日までに延期が認められなければ合意無き離脱の可能性が高まり市場全体にリスク回避の動きが強まりかねない。
ただ、現実的にはEUも最終的に受け入れるとの見方が多く、合意無き離脱へのリスクは一先ず回避されるとみてよいだろう。
また、今週末にはG20が開催されるが、各国の景気減速への対策として景気刺激策を強化するとの見方も相場の下支えとなりそうだ。
米国を筆頭に主要各国緩和政策へのシフトによるクロス円の売りもほぼ一巡。
今週は先週のリスクオンの動きを継続する中で緩やかな円安が進みやすく、ドル円クロス円の底値を切り上げる可能性が高いとみる。

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Source: かざみどり

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