先週末に行われた3度目の英国のEU離脱は否決されポンド売りが進んだ。一方、北京での米中通商協議で進展が見られたことを市場は好感。合意無き離脱への警戒感が高まるものの株式市場は米中協議への期待から上昇。世界的な株価上昇でリスクオンの動きが高まった。

先週末に発表された米1月PCEデフレーターやシカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことでNY市場ではドル売りが先行。一方、新築住宅販売やミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回りドル買い戻しが入るなど強弱まちまちの結果となった。
また、この日は英国で3度目の離脱協定案が採決されたが否決となったことでポンドは下落。合意無き離脱への可能性が高まったためだ。
しかし、北京で開かれていた米中通商協議は率直かつ建設的な議論が行われ進展が見られたとのホワイトハウスの声明を市場は好感。世界同時株高となったことで米長期金利も上昇。更にリスクオンの円安が進みドル円は110円95銭の高値を付けた。
先週は月末、そして四半期末ということで各通貨において特殊な需給も含めた売買が交錯し方向感の掴みにくい週となった。
結果的に月ベースでみるとドル円やクロス円は円高が進み小幅な陰線で終了。
期初の動きとしては前月の反動が入りやすい傾向があり、今週はドル円クロス円ともに堅調な地合いが予想される。
また、今週はワシントンで米中通商協議が再開されるがこれまでの流れを見ると期待できそうだ。
ブレグジットに関しては4月12日が期日となるが、その前の4月10日にEU緊急サミットが招集される予定で、それ迄は合意無き離脱への懸念が高まる。
ただ、ポンドは長期に渡り大分それらを織り込んできており市場全体から見るとリスクオンの動きが強まるとみている。
今週は米中の重要な経済指標発表が控える。
週初には中国PMIや米国小売売上、そしてISM製造業景況指数が発表される。中国PMIは好不況の分かれ目である50を上回るようなら過度な景気減速懸念の後退。また、米小売やISMは今回から政府機関閉鎖の影響を受けない正当な数字が明らかになる。結果次第ではFRBの過度な緩和期待の後退から金利上昇に繋がる可能性が高い。
これにより、今週はクロス円全般に底値に近付いていることから底の堅さが確認されたところで反発のチャンスを狙いたい。ただし、底値を割り込んで一段の円高が進むようなら損切り注文もいれておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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