先週は英国のEU離脱を巡り議会で合意無き離脱の回避が一先ず可決されたことで市場に安心感が広がった。ポンドやユーロが大幅上昇となりドル売りが強まる一方でリスクオンの円安が進みドル円は111円台での一進一退の攻防が続いている。
今週もブレグジットを巡るEU側の動向やFOMC会合の内容などが市場の注目を集める。
先週末の東京市場で日銀政策決定会合が開かれ改めて緩和政策継続姿勢を示したことを株価は好感。また、中国が更なる景気刺激策を打ち出し上海総合指数が上昇したことも日経平均株価を押し上げた。リスクオンが広がりドル円は一時111円89銭まで上昇。クロス円も豪ドル円を中心に底堅い動きで始まった。
昼過ぎに北朝鮮が米国との非核化協議停止を検討しているとの報道が伝わるとドル円は111円49銭まで下落。しかし、この報道も利食い売りを誘っただけですぐに反発するなど影響は一時的なものとなった。
欧州市場が始まるとポンドを中心に上下に荒っぽい動きが目立った。
前日に英議会で離脱時期延期が可決されたものの依然として不透明感が漂う中で色々な要人発言が交錯。北アイルランドのDUPドッズ副党首がメイ首相の離脱合意案の3度目の採決に賛成するとの見方が浮上。ポンドは最終的に上昇して引けている。
NY市場ではこの日発表のNY連銀製造業景気指数や鉱工業生産指数が予想を下回ったことからドル売りが先行。緩和政策継続期待から米長期金利が低下したこともドル売りを誘った。一方、緩和期待は株式市場にとっては追い風となり三指数ともに大幅上昇。リスクオンの円安とドル安が綱引きとなりドル円は結果的に111円台ミドルでの攻防が続いた。
4月の米中首脳会議への期待は依然として高く、中国政府は景気刺激策を打ち出すなど過度な景気減速懸念は一先ず後退。その中で今週は注目のFOMC会合が開かれる。
直近の米経済指標は一部弱い結果がみられるものの全般に堅調な米経済を示している。また、株式市場も堅調な地合いが続くものの世界的な景気減速やブレグジット問題、そして貿易摩擦などの不透明感が燻る中で改めて慎重な見方が示されるとの見方もある。
ただ、これらをマーケットは大分織り込んでおり、寧ろこれまでの内容を踏襲するものであればドル買いの動きが強まるとみる。ただ、それは同時に株価の下落圧力となるため注目はNY株式市場の動向に集まる。
先週はボーイング墜落によりダウは大きく下げる場面も見られたが結果的に三指数ともに上昇するなど底堅さが改めて確認された格好だ。この動きが継続するようならリスクが後退する中で今週のドル円は一段の上値を試す展開となる。

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Source: かざみどり

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