英国のEU離脱を巡り期待と失望が入り混じる一日となった。
東京時間の早朝にメイ首相が「離脱合意の修正を英政府が確保した」との報道でポンドは上昇。同時にリスクオンにより日経平均株価が上昇。ドル円クロス円ともに底堅い動きでスタートした。
欧州市場に入ると英国内の保守党強硬離脱派などから修正案に対して批判的な意見が多数発せられるとポンドは急落。採決への期待が後退しポンドは1.32ミドルから1.3ドル付近まで下落した。しかし、売られ過ぎの買い戻しが入ると1.31ミドル付近まで押し戻されるなど荒っぽい動きが目立った。
NY市場が始まったところで米2月CPIが1.5%と予想の1.6%を下回った。コアCPIも2.1%と予想の2.2%を下回ったことからドル売りが強まるとドル円もこの日の安値となる111円11銭まで下落した。
一方、NY株式市場はボーイング株価の下落が止まらずNYダウが下落したものの、ナスダックやS&Pは堅調な地合いを継続。CPIが弱い数字となったことで金融緩和期待から米長期金利が低下したことも株式市場にとっては追い風となった。
結果的にブレグジット懸念はポンドには大きく影響を及ぼしているものの、その他の通貨や株式市場においての影響は限定的となっている。
ただ、最終的に合意なき離脱か延期かが明らかになるまでは動きにくい地合いが続くことになる。
今日のNY市場では米国2月PPIや耐久財受注などの経済指標が発表される。
株式市場全体はボーイングの影響を除くと楽観的な動きが続いており、米経済の強さを示すようなら素直にドル買いに反応するとみる。

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Source: かざみどり

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