先週は米中協議の進展で関税引き上げが一先ず回避。米朝首脳会談も合意には至らなかったものの地政学的リスクは見られず安心感が広がった。一方、米経済指標は強弱まちまちながらGDPが予想を上回り株式市場も落ち着いた動きが続く中でドル高円安が進行。
リスクが後退する中で今週もこの流れを継いだ動きが継続。

先週末の3月1日は米国が中国に対して関税引き上げを行う期日であったが、直前に為替の安定と中国の輸入拡大を合意したため延期。中国経済への懸念が後退するなど市場に安心感が広がった。経済指標も先日発表された米小売売上が大きく落ち込んだことを受け懸念されていたGDPが予想を上回ったことを好感。米国経済への過度な警戒感が後退しリスクオンの円安と同時にドル高が進んだ。
一方、米朝首脳会談では合意に至らず、米国内ではコーエン元大統領顧問弁護士によるロシア疑惑が再燃するなど懸念が広がったものの市場への影響は限定的。実際に大統領の弾劾へは及ばないとの見方が根強い。
週末のNY株式市場は三指数ともに上昇するなど、ここにきて安定してきたことでリスク回避の動きが後退。ドル円は今年最高値となる112円07銭まで上昇。米長期金利も底打ちし上昇に転じたことでドル高と円安が同時に進行している。
結果的にユーロやポンド、そしてオセアニア通貨もドル高により上値が抑えられたことでクロス円の上昇も一服観が出始めた。
今週はそのクロス円の動きを見極める重要なカギとなる豪州中銀RBA政策会合やECB理事会が開かれる。
RBA会合では先行き利下げ予想も一部聞かれるなど豪ドルは下方向への圧力が懸念される。
ECB理事会でも欧州景気減速懸念や政治的な混乱もあり今年夏以降の利上期待が後退する内容が示されるようならユーロの下押し圧力となる。
ただ、これらも大分市場は織り込んでいることもあり大きな下落には繋がらないとみている。
結果的にクロス円は全般に上値が重いもののリスクオンの円安が進む中で上昇に転じるタイミングを逃さないようにしたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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