米朝首脳会談は結果的に合意に至らなかったことで一時的に円高に振れたものの限定的。一方、注目の米GDPは予想を上回る好結果となりドルは全面高。ドル円は今年最高値を更新するなどドル円の独歩高となった。
昨日の東京時間に行われていた米朝首脳会談で合意は一切されず失望感からドル円は一時110円67銭まで下落。しかし、元々地政学的リスクへの懸念はみられず為替市場での注目度は低いことから下げも限定的となった。
欧州市場ではドイツの長期金利が上昇して始まるとユーロ買いが先行。ドル売りの動きがドル円の上値を抑えた。
NY市場が始まり注目の米10-12月期GDPが2.6%と予想の2.2%を大きく上回った事でドルが全面高。ドル円は再び111円台乗せとなった。GDPは政府機関閉鎖により今回は速報値と改定値を一緒に発表。数字がどこまで信頼性が高いかは疑問だが、先日発表された米小売売上が予想を大きく下回っていたことで今回の結果はサプライズとなった。
その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数も64.7と予想の57.5を大きく上回るとドル買いの動きが更に強まりドル円は今年最高値となる111円49銭まで上昇。
一方、NY株式市場は三指数ともに小幅ながら続落したことから円安へのバイアスはかからずドル円の上値も上値を抑えられた。
GDPの結果がここまでドル買いを促すとは予想以上の反応となった。それだけ市場は好材料に反応しやすい状況といえそうだ。
一方、株式市場は今週に入り慎重な動きが続いている。米中通商協議期待やFRBのバランスシート縮小停止期待を大分織り込んできたこともあり、ここから新たな材料を探っている観もある。また、コーエン元顧問弁護士によるロシア疑惑問題などへの懸念も足かせとなっている。
本日は米12月PCEデフレーターや2月ISM製造業景況指数といった重要指標が発表される。
GDPと同様に予想を上回るようなら一段のドルの上昇が見込めるが、同時に金利上昇による株価の下落に繋がる可能性もある。
週末ということもあり、ドルが大きく上昇した時は一旦ポジションを縮小しておきたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
Source: かざみどり

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